「希望とは欲望があって始めて生まれる感情である」

　当時大学二年生の僕は、生きたいという欲望、何かを成し遂げたいという欲望があ りませんでした。ただ、漠然と生きているだけでした。従って漠然と不安になり、そ こから抜け出せなくなってしまっていました。


　そんなある日、縁があってＫＩＤＳのメンバーに連れられてタイに行く事になりま した。そこでの自分の目で見た人・物など全ての経験から、僕は背筋をピンと伸ばし て前を向いて生きる事がどれだけ自分に希望を与えてくれるかまた、自分の幸せさ、 不十分さ、無気力さ、つまりは初めて自分と正直に向き合えた事が出来、同時に、タ イに住む人達それぞれの笑顔のおかげで、前に進む事が出来ました。

　その人達の為に、また、僕を連れて行ってくれた責任者の田平氏を始めとするＫＩ ＤＳのメンバーの方々に僕が今出来る最低限の事をしようと思い、通っていたダブル ・スクールでそこのスタッフや見ず知らずの僕に協力してくれた生徒の協力を得て、 イベントを開き、その中で「募金」をしてもらう事にしました。


　結果、額としては少額ですけれど、人の為に何かするという事は誰かの協力がいる 事を知りましたし、何かを計画して、成し遂げる事のおもしろさを思い出しました。
　こういう形で終える事になりましたが、僕はタイに行った事、募金を集めた事をい つでも出発点としてこれから自分なりに歩んで行きます。

　最後に、この経験のおかげで「縁」というものを強く感じましたし、これからもこ の事を大事にして行きたいと思っています。


以上
このホームページを見てくれた人も、何かの縁があったと思います。その縁を大事に して、このＫＩＤＳのホームページを読んだら自分はまず何がしたいのか、その為に は今何が出来、何をしなければいけないのかを考えて、行動して下さい。この事は僕 も常に頭に置いています。

ほんとに、以上（生意気言いましたけど許してね（＾＾） 　　　　　　　　

２００２年１月１７ 日


後日、現地のGood Shepherd Sistersより木村君に感謝状が届いたものを本人に渡しました。