Village Vocational Traing Centerでは、東北部の貧しい農民のために新たな農業の訓練をしている。VVTCによって運営されるセミナーは、マッシュルームの栽培、サカナの養殖、ニワトリを育て、卵を産ませること、もともとあった野菜の栽培、牛を育てること、などのプロジェクトを実施している。ここでは、 15人のワーカーと3人のスタッフが年150人にもおよぶセミナー参加者と働いている。

　まずは牛を見に行った。牛の柵に近付いて行くと、ちょうどご飯の時間だったらしく、ほしくさがたっくさんまかれた。それに気づいた牛たちは、我先にと場所取りを始めた。みるからに毛並みがよさそうな牛はより多く餌がある場所を占領している。

　 そのうしろでは、少しよぼよぼの牛が所在なさげにうろうろ。さらにその後ろでは、大人の牛の間に入ったら踏まれるんじゃないか、と心配してしまうほどかわいらしい子牛が一匹。

ここにいる牛は、一匹10,000B (33,000円)ほど。家畜はこちらではとても大事な財産。とても高いのだと話してくださった。

　続いてニワトリの建物に移動した。 ニワトリの飼育と魚の養殖はとてもユニークな方法をとっている。

　案内してくださったウィラサクさんにひきつづいて小さな小屋に入っていくと、ニワトリがそこらじゅうを動き回っている状況におどろくが、それより面 白い発見がある。

　小屋に入って自分の足元を見ると、小屋の下は池になっており、魚がばしゃばしゃ泳いでいるのが見える。小屋で飼っているニワトリの餌が下におちると同時に、サカナの餌にもなっている。一石二鳥だ。

　隙間がきっちりとしきつめられておらず、あいだが大きくとってあり、ぼろぼろとその間からエサがおちていく。（イメージ下図）

　約30000匹のサカナがニワトリを飼うと手間なく育ってしまう、というからくりがあった。サカナは、マーケットにて30B/1kgで売っている。ただ、やはり足元でエサにくらいつく魚たちは少々グロテスクであった。


中学生対象のソーイングクラス